2021年3月27日、土曜日、朝から快晴。

春。

本日、卒業LIVEでした。

この日に狙いを定めて、計画を遂行しておりましたが、急遽、ICHIJO HALLの使用に暗雲が立ち込めるなど、難問が立ちはだかる中、なんとかどうやら開催に漕ぎ着けました。

9人が9人の、9分の9で闘い続けた日々が、9つの物語が、

今日で、終了であります。

何度も打ちのめされ、そのたびよろよろと立ち上がり、また挑み続けたこの一条ダンス部での日々を忘れず、新しい生活に邁進してくれたらと思います。

このいちねんの日常は君たちにとって、全国の高校生にとって、熾烈なものであったかと、

そう思念せざるを得ません。

身近な大人として何が出来るのか、何をするべきなのか、顧問としても、模索し想起し行動に移す日々でありました。

この巻き戻すことのできない、かけがえのない日々をどうしてやればよいというのか。

小さくとも、いつもと違うやり方であっても、誰もまだやってなくとも、何か出来ることはないのか、と。

そして、古い講堂で踊った最後のダンス部員が、今日は新しい講堂で踊ってるやんか、とそう思うと感慨深いものがありました。

また、その姿を保護者の皆様にも是非観てもらいたいという願いも実現しました。

まあでも、これから何度でも踊ってくれたらよいなと思います。

ああそうか、しかしながらそこに俺はもういないかもしれんな。